「タイアップ記事なんて、なくなればいい」という記事(その11)
(その8)へのfacebookへのコメントには、後日、補足があった。
崩壊についての補足だった。
そのコメントについてはこれからふれる予定だが、
読んでいて、これまで思っていたことをふりかえって浮んできたのは、
「陽だまりの樹」である。
「陽だまりの樹」については、
別項「オーディオにおけるジャーナリズム」の(その25)と(その26)で書いている。
「陽だまりの樹」とは手塚治虫自身のルーツをさぐる作品のタイトルであり、
徳川幕府のことを比喩する言葉でもある。
「陽だまりの樹」は、陽だまりという、恵まれた環境でぬくぬくと大きく茂っていくうちに、
幹は白蟻によって蝕まれ、堂々とした見た目とは対照的に、中は、すでにぼろぼろの木のことである。
オーディオの世界において、なにが「陽だまりの樹」なのか、
その幹を蝕んだ白蟻とはなんなのか。