Date: 11月 27th, 2019
Cate: ハイエンドオーディオ
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ハイエンドオーディオ考(その1)

昨年3月に「ハイエンドオーディオ考を書くにあたって」を書いた。
一年半ほどそのままにしていた。

このブログの目標である10,000本まであと100本を切っている。
このままだと10,000本を書き終っても、
「ハイエンドオーディオ考」を書き始めないな、と自分でも思い始めた。

それに今年のインターナショナルオーディオショウで、
あらためてFMアコースティックスの音を、惚れ惚れと聴いていた。

なので、やっと書く気になった次第だ。

インターナショナルオーディオショウで聴いたFMアコースティックスのパワーアンプは、
FM711MKIIIは、11,400,000円である。
一千万円を超えるアンプであるが、FMアコースティックスのフラッグシップモデルではない。
その上がある。

FMアコースティックスのアンプは、価格的にはハイエンドオーディオということになろう。
でも、アクシスのブースで、その音を聴いていて、
FMアコースティックスは果してハイエンドオーディオという括りに含まれるのか、と疑問に感じていた。

ハイエンドオーディオのはっきりとした定義は、どこかにあるのだろうか。

ハイスペックオーディオならば、ハイエンドオーディオよりもずっとわかりやすい。
ハイプライスオーディオもまたそうだ。

どちらも数字が表わしてくれるからだ。
数字だけではない、能書きもそうである。

FMアコースティックスのアンプは、確かにハイプライスだ。
けれど、アクシスのスタッフがショウで話していたように、
FM711にしてもMKIIIになっているが、
改良モデルが出る度に、FMアコースティックスにどんな変更が加えられたのか問い合せても、
まったく返答がない、ということ。

FMアコースティックスのアンプは、あまり能書きがない。
CMRRは優秀な特性ぐらいは伝えているが、
それにしても改良モデルの登場によって、どう向上しているかの情報もない。

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