Date: 11月 2nd, 2019
Cate: ヘッドフォン
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ヘッドフォン考(終のリスニングルームなのだろうか・その12)

AKGのK1000は、私にとって理想に近いヘッドフォンである。
K1000が現行製品だったころ、ろくに仕事をしていなかったから、
あきらめるしかなかった。

いつかは買えるだろう、と思っていたら、製造中止になった。
しばらくは忘れていた。

でも、あるきっかけがあってK1000のことをおもいだしてしまうと、
どうしても欲しくなる。

といっても製造中止になってからでもずいぶんの月日が経っている。
中古をみかけないわけではない。

手を出しそうに何度かなった。
でも、あと何年使えるのか……、とどうしても思う。

AKGが修理に応じてくれれば、中古を買ってもいい。
確かめたわけではないが、K1000の修理を、現在のAKGがやってくれそうにはない。
私が勝手にそう思っているだけで、実際は違うのかもしれない。

AKGがK1000の後継機を出してくれないのか。
ヘッドフォンがこれだけブームになっているのだから──、
そんな期待もしているのだが、何年待っても、そんな気配はない。

もうあきらめかけていた。
今日、ヘッドフォン祭に行ってきた。

Roonのイベントが始まるまでのわずかなあいだ、
いくつかのブースを見ていた。

11階のフューレンコーディネイトのところに、
Brodmann Acousticsのヘッドフォンがあった。

プロトタイプとのことで、それ以上の情報は、いまのところない、との説明だった。
すでに会場に手にされた方は気づかれているだろうが、
K1000のBrodmann Acoustics版といえるヘッドフォンだ。

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