LiB-AID E500 for Musicという電源
ホンダのLiB-AID E500 for Musicという、
いわゆる蓄電器がコンセプトモデルとして発表された。
オーディオ関係のサイトでも、それにSNSでも取り上げている人がけっこういる。
私も、LiB-AID E500 for Musicは試してみたい。
この種の製品は以前からあった。
安いモノだと出力が正弦波ではなかったりするが、
二万円ほどの価格のモノだと正弦波出力になっている。
消費電力の小さなオーディオ機器であれば、
この種の蓄電器でも十分使用できるだけの容量を備えている製品も少なくない。
SNSでも、既発売の同種の製品を導入している人を見かける。
なかなかいい結果になっているようだ。
amazonで検索してみると、意外にも製品数は多い。
どれを試してみようか、と迷っているうちに時間だけが経っていく。
迷っていても仕方ないから、そろそろ、どれか一つに決めて……、と思い始めていた。
なので、LiB-AID E500 for Musicの発表は、タイミング的に文句なしだ。
個人的には、AC出力は100Vだけでなく、200V出力が欲しい。
たとえばメリディアンの218はスイッチング電源を採用している。
そのおかげで100Vから240Vまで、仕様変更なく対応できるわけだが、
理屈からいっても、100Vよりも電圧は高い方が有利でる。
200V出力がついていればなぁ、と思うけれど、
一般的な使用状況を考えれば、100Vだけのほうが安心といえば、そういえる。
いくつか注文をつけたいところはあるけれど、期待している製品である。
ACと違い、DCは電圧が高くなり、電流も多ければ、
電源スイッチにひじょうに苦労するようになるから、実用化はけっこう大変だろうが、
オーディオ機器も、消費電力の小さなモノは、
AC入力だけでなくDC入力の規格化の検討も始まってよさそうなのに……、と思う。