ダイレクトドライヴへの疑問(その34)
ヤフオク!は、「お探しの商品からのおすすめ」をしてくれる。
PL30Lや50Lを眺めていたときに、そこにテクニクスのSL01が表示された。
SL01を検索してもいないのに、それまでの履歴からSL01を表示する。
なんなんだろう、この機能は? と感心するとともに、
少しばかり空恐ろしくなるところでもある。
そのことがあって、ひさしぶりにSL01の存在を意識するようになった。
SL01は、何度もいうようにコンパクトだ。
PL30Lの外形寸法がW49.0×H18.0×D41.0cm、
SL01はW42.9×H13.7×D34.7cmである。
横幅が約6cm違う。
たった6cmであっても、
SL01はPL30L(というより標準的なサイズ)より、
プレーヤーのサイズとして明らかにコンパクトに見える。
厚みの違うことから、SL01はスリムでもある。
ヤフオク!での写真を見ているうちに、
色調よりも、このコンパクトさの魅力が勝ってきた。
KEFの303、サンスイのAU-D607の組合せには、
PL30LよりもSL01のほうが、全体のまとまりがしっくりくる。
すべて黒になる。
そういえば、瀬川先生は「続コンポーネントステレオのすすめ」で、
UREIの813の組合せで、SL01を使われていることも思い出した。
ステレオサウンド 56号の時点でSL01は製造中止だった可能性は高い。
もし現行製品だったら、SL01を選ばれていたかも──、
そう思った瞬間からSL01が無性に欲しくなってきた。