「芋粥」再読(余談)
昨日「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきた。
私の世代は、ゴジラやガメラの映画を観て育ったし、
テレビでは、仮面ライダー、ウルトラマンなどを見て育った、といえる。
いわゆる特撮ものをよくみていたわけだ。
別項「実写映画を望む気持と再生音(その1)」で書いたように、
「ターミネーター2」を観て、
マンガ「寄生獣」が実写化できる、と思った。
「ジュラシックパーク」の一作目を観たときは、
理想のゴジラ映画が誕生する、そう思った。
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、理想のゴジラ映画に近い。
なのに観ている途中で、「芋粥」の心境だな……、と思っていた。
何か大きな不満があったわけではない。
日本のゴジラ映画のスタッフたちがやりたかったことをすべてやっているのではないか、
そう思わせるほどの内容であり、映像のすごさである。
なのに、というより、だからこそなのだろうが、
そして私が日本人ということも関係してくるのだろうが、
「芋粥」の心境なのか……、そんなことをぼんやり思いながら観ていた。
このことはいずれ別項できちんと書くつもり。