老いとオーディオ(齢を実感するとき・その11)
ことオーディオに限っても、若いは狭い(浅い)と、いまはいえる。
狭く・浅いからこそ、確信が持てることがある。
でも、それは狭く・浅いからこその確信であって、
その確信に囚われてしまっては、狭く・浅いままである。
狭く・浅いままの世界は、居心地がいいのかもしれない。
趣味の世界だから──、という人もいよう。
オーディオの世界に限っていえば、狭く・浅いままでいいとは私はまったく思っていない。
趣味の世界であってもだ。
そういう人は、狭く・浅いまま老いていくのか。