Date: 12月 23rd, 2018
Cate: MERIDIAN, ULTRA DAC
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メリディアン ULTRA DACを聴いた(トランスポートとのこと・その6)

フィリップスのスイングアームのピックアップ。
こんなことをいまいったところで現行製品は存在しない。

程度のいい中古を手に入れるしかない。
それも趣味のうちといえば確かにそうだけれど、
それでも古いCDプレーヤーは、いつディスクを読み込めなくなるか、という不安がある。
それに修理も可能かどうか、あやしい。

いまはまだどうにか修理が可能でも、
五年後十年後はどうなるか、はっきりとしない。

もうディスクを読み込んで再生する時代ではなくなってきている。
確かにそうではある。
CDをリッピングして、という時代への変化を迎えている。

それでもCDトランスポートには、メカニズムのおもしろさがあって、
それに伴ってくる再生のおもしろさもある、といえる。

そんなことを考えながら、
現行製品でULTRA DACと組み合わせておもしろくなりそうなトランスポートは何があるのか。

以前書いたように47研究所の4704/04 “PiTracer”には非常に興味がある。
けれど、製造中止にはなっていないが、現在は製造を休止している。

何人かのオーディオマニアの方からは、エソテリックのVRDS方式こそ、
現時点での理想ではないか、といわれるが、
個人的にはディスクにわずかとはいえストレスを与えている、あの方式には疑問がある。

P0くらいになると、それでも独特の説得力をもった音になって、認めないわけではないが、
とっくに製造中止になっているし、P0とULTRA DACの組合せがいい、とは思いにくい。

CDトランスポートの現行製品の数は、いまでは多くはない。
ULTRA DACと組み合わせてみたいといちばんに思うのは、
オラクルのCD2000 mkⅢである。

スイングアームではないけれどフィリップスのメカニズムを搭載し、
デジタル出力には同軸出力のSPDIFだけでなく、AES/EBU出力も備えている。

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