2018年ショウ雑感(その16)
ノアのブースでは、ちょうどソナス・ファベールのAida IIが鳴っていた。
私が入ったときは、ちょうど曲の終りだった。
スタッフが次にかけようとしたディスクは、なぜだがCDプレーヤーが読み込まない。
それでその次の予定のディスクになった。
デ・ワールトのペール・ギュントだった。
フィリップスから出ていた。
ずいぶん前に聴いている。
ペール・ギュントを聴くのも、ほんとうに久しぶりだ。
はっきりではないが、このデ・ワールトのペール・ギュントを聴いて以来かもしれない。
かけられたのはソルヴェイグの歌。アメリンクが歌っている。
やや控えめな音量だった。
歌詞の意味もおぼろけだった。
どんなことを歌っていたのか、ほとんど思い出せなく聴いていた。
こういう録音だっけ?
アメリンクって、こんなにいい歌手だっけ?
そんなことを感じていた。
聴いていて、なぜだか、菅野先生は、もうおられないんだな、とおもっていた。
すくなくとも、私にはそういう音に鳴ってくれていた。