メリディアン ULTRA DACを聴いた(ヘッドフォン祭にて……・その1)
ヘッドフォン祭でのデジ研のブースで、ちょっと気になることを聞いた。
「ULTRA DACは音質評価という聴き方をすると、決して高い評価を得られないかもしれないが、
音楽を聴くためのオーディオ機器としては素晴らしい」と。
概ね、そんな内容だった。
いわれた方は、ULTRA DACの良さを認めておられるようだった。
そのうえで、こういういいかたをされたのは、なぜだろう、と思って、
昨晩、Googleで「メリディアン ultra dac」で検索してみた。
個人のブログに、それはあった。
ブログを書かれている人は、他の方のtwitterを引用されていて、
ツイートされているイベントでの音を聴かれているわけではない。
簡単に見つけられるから、あえてリンクはしないが、
そこには、ULTRA DAC(250万円)の10分の1くらいのD/Aコンバーターの音のほうが、
圧倒的によかった、というツイートが紹介されている。
正直、これだけではこまかなことまでははっきりとしない。
ただ、ULTRA DACよりもずっと安価なD/Aコンバーターの音を高く評価する人がいる、
ということがわかるだけである。
音質評価という聴き方がどういうものなのかも、実のところ、はっきりとしないが、
なんとなくならば、わからないわけでもない。
それでも音質評価という聴き方は、音楽を聴く、ということと、
どれだけ違っているのだろうか。
オーディオマニアは、音楽ではなく音だけを聴いている──、
とは昔からいまも言われつづけている、いわば批判の表現だ。
これにも、あれこれいいたいことはあるけれど、
それを書いていったら、長々と書いていかねばならなくなるが、
短絡的に捉えた場合の、そういう聴き方なのか。