世代とオーディオ(その表現・その2)
「フツーにかわいい」と「かわいい」の違いはあるのだろうか。
かわいい(kawaii)について書かれたものが、川崎先生のブログに、ある。
「アニメキャラクターとそのグッズにあるkawaii」、「kawaiiからわび・さびまでは相当に遠い」などがある。
「フツーにかわいい」と「かわいい」。
何が違うのか。
単に世代の違いだけなのか。
個人的には「フツーにかわいい」とはまず使わない。
けれど「フツーにかわいい」はよく耳にする。
変らないの……、
表現が世代によって違うだけなのか、と思いつつも、
「フツーにかわいい」と「かわいい」について考えていると、
それは無垢なところを持っているかどうかではないか、と思うようになってきた。
無垢なところがあるからこその「かわいい」であって、
無垢なところを持たない、表面だけでしかないものが「フツーにかわいい」なのかもしれない。
「フツーにかわいい」をよく使う人が、
「かわいい」と「フツーにかわいい」を使い分けているのかどうかは知らない。
使い分けているとしたら、無意識のうちに、
無垢なところがあるのかないのかを見極めてのことかもしれない──、とも思っている。