「複雑な幼稚性」が生む「物分りのいい人」(その52)
また話が逸れていくのか、と思った人もいようが、
今回の件をはっきりさせるためには必要なことであるし、
広告とオーディオ雑誌については、
多くの人が考えているような関係よりも、問題は別のところにある、
と私は感じていて、そのことは別項で書く予定だ。
今回の件、
ステレオサウンド 207号の柳沢功力氏のYGアコースティクスのHailey 1.2の試聴記だが、
これについて輸入元のアッカが編集部に対してクレームを入れているわけではない。
avcat氏という、一人のオーディオマニアが、自身のtwitterで、
柳沢功力氏の試聴記に対しての不満をツイートしただけである。
柳沢功力氏の試聴記に不満を感じて、
それに対してツイートするのはかまわない。
個人の自由である。
それにavcat氏は、一人のアマチュアであるのだから、
その行為について否定的であったり、批判したりはしない。
ただ、そのツイートが偏った、幼いものだとは思ったけれど、
だからといって、ツイートするのも自由だし、私がとやかくいうことではない。
この件について書いたものを読まれている人の中には、
avcat氏という一人の読者が、編集部に対してゴリ押ししたように捉えている人がいるようだが、
ゴリ押しではないだろう。
ツイートは、あくまでも個人のつぶやきのようなものだし、
avcat氏はアマチュアなのだから、そう捉えるのはいかがなものか。
avcat氏のツイートは、ステレオサウンドへのクレームなわけではない。
avcat氏とステレオサウンドの染谷一編集長は顔見知りのようだから、
avcat氏は、染谷一編集長が読んでいることを念頭に書いているとは思う。
それでもツイートはツイートだし、ステレオサウンドへの直接のクレームではない。
なのに染谷一編集長は、すばやく反応しての謝罪である。
私が問題にしているは、この点であり、
そこでの謝罪の際にavcat氏に伝えたことである。
この問題はいろいろなことと関係してくるため、かなり長くなっている。
だから、このことは、もう一度はっきりとしておく。