オーディオと青の関係(Moanin’)
(その12)で「坂道のアポロン」について書いた時には思いもしなかったが、
昨晩のaudio wednesdayで「Moanin’」を聴いていて、ふと思った。
「坂道のアポロン」は1966年夏の佐世保から始まる。
基地の町の佐世保である。
主人公は、佐世保の個人経営のレコード店で、
アート・ブレイキーの「Moanin’」のレコードと出逢う。
クラシックのレコードを買いにいったはずなのに、「Moanin’」を抱えて店を出る。
主人公が初めて手にしたジャズのレコード「Moanin’」は、
国内盤だったのか、それとも輸入盤だったのか。
昨晩のaudio wednesdayで聴いたのは国内盤のSACD。
舞台が佐世保でなければ、どこか他の田舎町だったら、
そこの個人経営の小さいなレコード店だったら、国内盤であろう。
でも佐世保である。
当時の佐世保を知っているわけではない。
それでも、他の町のレコード店よりも、輸入盤(アメリカ盤)を置いていて不思議な気はしない。