Date: 6月 8th, 2018
Cate: 「ネットワーク」
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ネットワークの試み(その10)

「Moanin’」の前に「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」をかけていた。
以前、JBLの2441+2397で、「FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO」のCDを鳴らしたとき、
かなりいい感じだったのに比べ、
先月と今月、SACDで、アルテックの806+811Bで鳴らすと、
ギターの音色の違いが判然としない。

これはちょっと意外なほど、うまく鳴らない。
先月、ネットワークを変えていっても、そう大きくは変化しなかった。
今回も、そうだった。

けれど、ほんのちょっとしたことをネットワークのコイルに施すことで、
この大きな不満が、ずいぶんと改善された。

6dBのネットワークのコイルだから、ウーファーに対してのみ変化が生じるわけだが、
低音が変れば中音、高音の印象が変化する(その逆もある)ように、
音色の再現性が全体に高まってくる。

コイルにどんなことをしたのかは、audio wednesdayに来られた方には伝えている。
このブログをきちんと読まれている方は、あれか、と気づかれるはずだ。

試す前から、音の変化は小さくないであろうという予測はしていた。
それがいい方向に向くのか、それとも逆なのかは、実際にやってみないとわからないことで、
今回はうまく働いてくれた。

私だけでなく、他の方も、ここでの音の変化の大きさには驚かれていた。
こううまくいくと、この状態でドライバーとホーンを、
以前のJBLの組合せにしてみたら……、と思ってしまう。

とはいっても、2441+2397を、また喫茶茶会記に持ってくるのは大変だし、
また持って帰ることを考えると、その音を聴いてもらいたい気持と、
億劫な気持とがさめぎあう。

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