真空管アンプの存在(余談)
真空管パワーアンプの出力端子は、通常、4Ω、8Ω、16Ωとなっている。
ほとんどやる人はいないと思うが、真空管パワーアンプで、
たとえば公称インピーダンス2Ωのアポジーのカリパーを鳴らしたいとき、どこの端子につなげばいいのか。
4Ωの端子でもならないことはない。じつは一度試したことがある。
マッキントッシュのMC275でカリパーを鳴らしたのだ。
4Ω端子でもいけるといえばいけるが、精神衛生上はあまりよくない。
そのときは試さなかったが、8Ω端子と16Ω端子をつかうという手がある。
8Ω端子にマイナス、16Ω端子にプラスを接続するわけだ。
一般的な出力トランスの場合、8Ω端子と16Ω端子間のインピーダンスは、1.32Ωである。
ちなみに4Ωと8Ω端子間は0.68Ωである。
まぁ大丈夫なはずだが、試したことはないので保証はできない。