ストリート・オブ・ファイヤー(Streets of Fire)
1984年に公開された「ストリート・オブ・ファイヤー」。
先月やっとBlu-Rayでの発売。
アメリカでは数年前から出ていたのに、なぜか日本ではなかなか発売されず。
「ストリート・オブ・ファイヤー」は映画館で二度観た、初めての映画だった。
20代のころ、休日は映画館のハシゴをしていた。
一日に三本観ていた。
新宿が主だった。
紀伊國屋書店の裏にチケット売場があって、
そこには新宿の映画館の上映時間がホワイトボードに書いてあった。
それを見て、上映時間と終了時間を確認して、その日に観る映画と順番を決めていた。
とにかく一本でも多くの映画を観たい、と思っていた時期だった。
にもかかわらず「ストリート・オブ・ファイヤー」だけは一週間もしないうちに、
もう一度観に行った。
行きたくて行きたくて、新しい、まだ観てない映画よりも、
数日前に観たばかり「ストリート・オブ・ファイヤー」を優先してしまった。
あのころは、なぜ、そこまでして二度観たかったのか、わからなかった。
いまはわかる。
「ストリート・オブ・ファイヤー」は、
ダイアン・レイン演ずるエレン・エイムのステージから始まる。
ラストもエレン・エイムのステージで終る。
結局、エレン・エイムの歌を、もう一度聴きたかったのだ。
「ストリート・オブ・ファイヤー」が、初めて買ったサウンドトラック盤でもある。
まだLPの時代だった。
いまはHuluでも公開しているので、
iPhoneがあれば、いつでもどこででも観ることができる。
エレン・エイムの歌(ダイアン・レインが歌っているわけではない)を聴きたくなったら、
CDはあるから、それを聴けばいいのだが、
Huluで、そのシーンだけ観る(聴く)方が楽しい。