Date: 11月 5th, 2017
Cate: 組合せ
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スピーカーシステムという組合せ(その10)

システムナンバー122000も2ウェイだが、
システムナンバー100220とは、ウーファーはW3801で同じなのだが、
ドライバーとホーンが、D5020AとH2004Rになっている。

H2004Rはカットオフが420Hzのラジアルホーンで、
D5020Aとの組合せでの再生周波数の下限は600Hzと発表されている。

システムナンバー122000では、このホーンの採用により、
ネットワークはN900CLとN1800CHとなっている。

ローパスのカットオフ周波数は90Hzで、100220と同じ、
ハイパスのカットオフ周波数は1.8kHzと、100220よりもかなり低くなっている。
それでもカットオフ周波数は1オクターヴの開きがあって、
クロスオーバー周波数は1.2kHzあたりである。

この1222000にトゥイーターTW3001を追加して3ウェイにした122001のネットワークは、
N900CLとN1800CHの組合せに、N15000BLとN9900BHが追加されている。

N15000BLはカットオフ周波数15kHzのローパスフィルター、
N990BHはカットオフ周波数9.9kHzのハイパスフィルターである。

つまりドライバーD5020Aのハイパスのカットオフ周波数は1.8kHzで、
ローパスのカットオフ周波数は15kHzで、
トゥイーターTW3001のハイパスのカットオフ周波数は9.9kHz。

ネットワークのスペックだけをみると、
トゥイーターのカットオフ周波数が、スコーカーのカットオフ周波数よりも低い。
けれど3ウェイを構成する三つのユニットの出力音圧レベルには違いがあり、
ネットワークのあとにはレベルコントロールが入る。

発表されているネットワーク特性はユニットのレベルを揃えたものであり、
グラフをみるとスコーカーとトゥイーターのクロスオーバー周波数は12kHzあたりである。

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