結線というテーマ(その3)
昨晩(9月6日)のaudio wednesdayでやったことは、
「サイズ考」で書いていたことを三段階にわけて鳴らした(聴いてもらった)。
通常の接続。
それからネットワークをアンプのすぐ側にもってきての一段階。
ここで喫茶茶会記で使っているスピーカーケーブル、
カナレのスターカッド構造のおかげで、もう一本スピーカーケーブルを用意せずとも試せる。
この段階でやったことは、一種のバイワイアリングである。
バイワイアリングをやるとやらないとでは、音は大きく違う。
理由はいくつかいわれている。
どれがほんとうなのか、どれがもっとも大きな効果となっているのかは、
はっきりとはわからないが、
私は共通インピーダンスの排除(短縮化)が効いているように感じている。
二段階目では、ウーファーの共通インピーダンスをさらになくすために、
アンプの出力端子とネットワークの入力端子間の共通インピーダンスを排除。
三段階目で、同じことをトゥイーターにも行う。
これでアースの共通インピーダンスは、見えている部分については排除できても、
アンプの内部配線までは手をつけるわけにはいかずそのまま残っているから、
完全排除とはいえず、極端な短縮化といったほうがいい。
もちろんトゥイーターのアッテネーターのアースからも一本、アース銭をひいている。
つまりMA7900のスピーカー端子のアース側には五本の銭が入ることになる。
喫茶茶会記のスピーカーは、アルテックの2ウェイに、
スーパートゥイーターというよりも、サブトゥイーター的にグッドマンがついている。
このトゥイーターはローカットフィルター内蔵のため、
この部分に関しては手をつけていない。