Date: 7月 26th, 2017
Cate: オーディオ評論
Tags:

評論家は何も生み出さないのか(書評のこと)

(その5)にfacebookでコメントがあった。
そこに書評の世界のことが書いてあった。

コメントの内容とは関係のないことだが、
書評は難しい、とステレオサウンドの編集をやっていたころから思っていた。

当時のステレオサウンドには、岡先生による書評のページがあった。
音楽、オーディオに関する本が取り上げられていた。

毎回岡先生の原稿を読むたびに、さすがだな、と感心していた。
大半が未読の本だったが、
中には岡先生の原稿の前に読んでいた本もあった。

そういうときは、ほんとうにかなわないな、と感じていた。
書評を書け、といわれても、こうは書けないどころか、
書評というものをどう書いたらいいのかもわかっていなかった(つかめていなかった)。

日本語で書かれた本を読んで、その本について日本語で書く。
いったい何を書いたらいいのだろうか、途方に暮れる。

書評を依頼されることはないけれど、
時々、この本を紹介するのに、どう書くかは考える。

ステレオサウンドを辞めて25年以上が経っているし、
こうやって毎日書いていても、書評はほんとうに難しい、とおもう。

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