オーディオと青の関係(その21)
タンノイ・アメリカが搭載していたユニットの磁気回路のカバーは青に塗装されていた。
つまりはMonitor Blueということになる。
本国イギリスのタンノイのユニットにはMonitor Redがあった。
1953年から1957(8)年ごろまでつくられたユニットは、
磁気回路のカバーとウーファー中央のカバー(センターキャップに相当するところ)が、
赤に塗装されていたからだ。
そうイギリスには赤があった。
グッドマンのAXIOM 80もそうだ。
磁気回路が赤色に塗装されていた。
AXIOM 80以外にも、磁気回路の後側にはられている銘板が赤であることが多い。
ワーフェデールのユニットもそうだった。
ヴァイタヴォックスの初期のS2ドライバーの銘板も、そういえば赤だった。
オーディオと青の関係を考えていたら、
イギリスのオーディオにおける赤のことを思い出してしまった。