2017年ショウ雑感(その4)
告知用のヴィジュアルに、イヤフォンをした女性が使われているのだから、
OTOTENが、ヘッドフォン、イヤフォンに力をいれるのは想像できていた。
ただ……、と思ったのは、オーディオテクニカのブース。
ちょうど二週間前にヘッドフォン祭が行われたばかりである。
オーディオテクニカも、ヘッドフォン祭に出展していた。
それなのにOTOTENでもヘッドフォン、イヤフォンの展示・試聴なのである。
オーディオテクニカの売上げにおいて、ヘッドフォン、イヤフォンが占める割合は高いのだろう。
そこに注力するのは当然なことだが、
それでも二週間前にやったことを、しかも同じ東京で行われる催し物でまたやるのは、
オーディオマニアとしてはがっかりである。
オーディオテクニカには、ヘッドフォンとイヤフォンしかないわけではない。
カートリッジがあるのだから、
それにオーディオテクニカはインターナショナルオーディオショウには出展していないのだから、
OTOTENでは、カートリッジを中心とした展示・試聴を行ってほしかった。
オーディオテクニカに、勝手な期待をもっていただけにがっかりしたのと反対に、
まったく期待していなかったのに楽しめたのが、ダイヤトーンだった。
今年の9月に発売予定の小型2ウェイスピーカーが置かれてあった。
昼は満員で、ブースに入るのをやめてしまった。
他のブースをまわっていたら、18時近かった。
空腹だったし、そろそろ帰宅するか、その前にトイレに向っていたら、
ダイヤトーンのブースの前を通った。人はそれほどいない。
あと10分ほどで最後のデモが始る、という。