QUAD・ESLについて(その3・その後)
(その3)を書いたのは2008年11月だから、八年ほど前。
いまも押入れで、QUADのESL63Proが眠ったままだ。
ダイアフラムの全交換が必要な状態であるからだ。
このESL63Proは、小林悟朗さんが鳴らされていたモノだ。
いつか修理して……、と思いながらも、けっこう経ってしまった。
(その3)で書いているように、
振動板(膜)をチタンの薄膜に交換したいと考えている。
しなやかな金属箔があれば、可能性はある。
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットを見た時(触れた時)から、
純チタンの薄膜ならば、コンデンサー型スピーカーの振動板に使えるという確信があった。
けれどインターネットであれこれ検索してみても、
使えそうなチタンは見つけられなかった。
でも時間はずいぶん経っている。
ひさしぶりに検索してみると、使えそうなチタン箔がいくつかある。
ESL63Proの修理(改造)が現実味を帯びてきた。