スピーカーシステムという組合せ(813と4311・その4)
1980年か1981年ごろ、まだまだスピーカーの自作熱が高かったころ、
オーディオユニオンがエンクロージュアを製品化していた。
4343のエンクロージュアのコピーを出していた。
4343のエンクロージュアのコピーは、他のエンクロージュアメーカーも出していたので、
特に珍しいことではなかったが、オーディオユニオンは4311のそれも出していた。
EN4311WXという型番で、35,200円(一本)。
ユニットはついていないが、ネットワークとレベルコントロール、それに銘板はついていた。
JBLのロゴはaudio unionになっていたけれど、
写真でみるかぎり4311っぽい感じは出ていた。
推奨ユニットとしては、
ウーファーは2213H(これは4311Bと同じ)、
スコーカーは2105H(4311B搭載のLE5-2のプロ用ユニット)、
トゥイーターはフォステクスのFT90HかJBLの2405(4311Bはコーン型のLE25-2)。
どんな音がしたのかはわからない。
こういう製品なので、その評価がオーディオ雑誌に載っているのも見たこともない。
私の周りには、使っている人、使ったことのある人、聴いたことのある人もいない。
2405搭載版は聴いてみたい気もする。
それに、このオーディオユニオン版4311も、
JBLの4311同様、ウーファーを下側にもってくる設置をしたら、うまく鳴らないのか。
このところだけでも知りたいのだが、無理であろう。