Date: 1月 30th, 2011
Cate: 朦朧体
Tags:

ボンジョルノのこと、ジャーマン・フィジックスのこと(続々続々・余談)

Ampzillaのキットが、どういう内容だったのか、その詳細は知らない。

すべての部品が未実装で、
トランジスター、コンデンサー、抵抗をひとつひとつプリント基板にハンダ付けしていく形だったのか、
それともプリント基板にそれらの部品はすでにハンダ付けされていて、電源トランス、平滑コンデンサー、
プリント基板、そういった大きなものをシャーシー内に配置して結線して形だったのか……。

おそらくハフラーのキットがそうだったように後者の形をとっていたのではなかろうか。

どちらしてもキット販売をするということは、かなりアンプの安定度に自信がないとできないことだ。
ひじょうにクリティカルな設計のアンプを、キットで売るようなことは、いかにボンジョルノでもやらないだろう。

それにThe Goldを買う前に、こんなことをきいたことがある。
The Gold、The Powerにしてもアンプそのものは非常に安定している。
問題があるのは、アンバランス/バランスの変換回路のところだ、ということだった。

この話の出どこは、海外アンプのメインテナンスでは、高い技術をもっていると評判の人から、である。

SUMOのアンプは、コンシュマー用パワーアンプとしては、完全にバランス構成となった最初のモノだ。
だからアンバランス入力とフォーンジャックによるバランス入力がある。

フォーンジャックからのバランス信号はそのままバランス構成の電圧増幅部にはいっていくが、
アンバランス信号は、OPアンプで反転信号をつくりバランス化して電圧増幅部へ、といく。
この変換回路を、トランスに置き換えてしまえば、アンバランス信号をバランス信号にでき、
動作に問題はなくなる、ということだ。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]