私がコントロールアンプに求めるもの(その8)
コントロールアンプについて、あれこれ考えるのは楽しいことだ。
今日、岩崎先生の文章を読んで、改めて、そう思った。
ステレオサウンド 35号に書かれている文章だ。
*
アンプを選ぶのは、ステレオシステムそれ自体を選ぶことの基といえる。アンプが決まればシステム全体が決まるも同然だ。
プレーヤーに対して重点を置く、あるいはスピーカーに贅沢をする、それは個人の好みとしてステレオ選択の姿勢には違いないが、それもひとつの基準あっての重点、贅沢だ。ならばその基準は、というと総合金額、総価格と思われがちだが、実はアンプにその全ての姿勢がある。そうなるとあるらゆるレベルのアンプが要求される。ただそのレベルにおいて性能上の最低限界は厳しく見定めなければならないのだ。
*
コントロールアンプについて書かれているわけでなく、
「プリメインアンプのベストバイを選ぶにあたって」について書かれたものだ。
岩崎先生だからこその炯眼だ、と読んでいて思った。