Date: 1月 16th, 2011
Cate: ユニバーサルウーファー
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スーパーウーファについて(その6・続補足)

もちろん、そんな状態であっても、メインスピーカーとスーパーウーファーのバランスはとれる。
ならばそれでいいじゃないか、という声もあるかもしれないが、
この状態では、システム全体のSN比に目を向けると、このままではまずい。

SPD-SW1600のLEDがサーロジックの指定通りに点灯するようにレベル調整することが、
SN比の点でも有利だし、つまりそうすることは、メインスピーカー側のSN比に関係してくる。

メインスピーカーを鳴らすパワーアンプのボリュウムをいっぱいにあげている状態では、
コントロールアンプからの出力レベルも低いわけだ。
これを、パワーアンプのボリュウムで、SPD-SW1600とうまくバランスがとれるまでに絞れば、
その分だけコントロールアンプの出力レベルは、同じ音量を得るにはとうぜん高くしなければならない。

SN比を改善することは、ノイズの量を減らすことだけでなく、
シグナル(信号)のレベルをあげることも重要となる。
もちろんその両方が実現できればそれにこしたことはないわけだが、
どちらか一方だけでも実現できればSN比は向上する。

それに、いまオーディオ機器のまわりには、どんなノイズがあるのかわからないほど、
きっとノイズにあふれた環境といえるだろう。
そういう外来ノイズに対しても、コントロールアンプ・パワーアンプ間の伝送レベルがあがれば、
それだけでもSN比的には有利になる。

パワーアンプにボリュウムがつくことになるデメリットは否定できない。
でも、メリットも、場合によっては生れてくる。

だから、ついている機能は、頭ごなしに否定せずに、いちどは積極的に活用してみたい。

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