第60回audio sharing例会(アンプを愉しむ・その2)
昨夜は、私とKさんは喫茶茶会記に15時半ごろには着いていた。
アンプの梱包をといて、アンプの置き台を用意して、そのうえにセッティングしていく。
アンプのAC極性をチェックしながら、配線、それから音出しのチェックを行う。
喫茶茶会記はステレオサウンドの試聴室とは違う。
それに伴ういくつかの制約はある。
ケーブルに関してもそうである。
スピーカーケーブルに関しては、試聴室レベルとは到底いえない。
ここもきちんとやれば、もっといい結果が得られるはわかっているけれど、
時間という制約もある。
その中で、今回はアンプの試聴ということなのだから、
そのために必要なことを選択して、それを優先してやっていく。
傍で見ているだけの人からすれば、
あそこがいいかげんだな、と思うだろう。
それはすべてわかってやっている。
その人が気づかないことも、やっている者は気づいている。
今回一通りアンプを聴き終り、何人か換えられたあと、
スピーカーに関するセッティングを手直しした。
ここで、何をやったのかは書かない。
昨夜、最後までいた人は、私が何をやったのかはわかっている。
そして、彼らは、そのことによる音の変化に驚いていた。
その驚きは、アバド/ポリーニのバルトークのピアノ協奏曲を初めて聴いた驚きとは違う種類のもの。
私がやったことは、ここで何度も書いている聴感上のS/N比に関係することである。
オーディオ雑誌で聴感上のS/N比という言葉をみても、なかなか実感のわくものではないのではないか。
わいていたとしても、ズレたものであることも少なくない。
昨夜やったことは、はっきりと聴感上のS/N比を向上させることである。
スピーカーを正面から見ていても、何をやったのかはわからないことをやっている。
費用も手間もほとんどかかっていない。
けれど、私がやったことに対して、アルテックのスピーカーは素直に反応してくれていた。
アンプの違いについても、そうだった。
これも、驚きのひとつとして受けとめた方もいると思う。