広告の変遷(ポスターをめざしているのか・その1)
10年以上前からか、それとももっと前からなのか。
とにかくはっきりとした時期についてはなんともいえないが、
いつのころからかオーディオの広告から文字が少なくなっていった(消えつつある)。
広告は時代を反映しているのであろうから変化していくものとしても、
ステレオサウンドに掲載されている、おもに海外の高額なオーディオ機器の広告を眺めていると、
きれいな写真(あえて美しい写真とは書かない)と最少限のコピー──、
これらの広告はポスターをめざしているのか、と思ったりする。
想像でポスターといえる大きさに拡大してみる。
私の想像力が足りないせいなのか、ポスターとは思えない。
この広告のサイズを拡大してもポスターになるとは思えないのだ。
それでもポスターをめざしているのか、という感じがどうしてもしてくる。
ポスターもまた広告である。