会って話すと云うこと(その7)
一時に中野駅に集合して、中野・渋谷・新宿とまわってナルシスを出たのは七時をまわっていた。
今回決めていたのは一軒目にロンパーチッチに行くということだけで、
次にどの店に行くのかを、はっりきと決めていたわけではない。
そうやってまわったあとに大久保に移動して忘年会。
ここでは当然アルコールがはいる。
話すことはあれこれある。
音楽とオーディオのことばかり話していたわけではない。
最後の店を出たのは十時をまわっていた。
audio sharing例会を毎月行って、そこで話しているわけだから、
こんなふうに集まっていくつかの店をまわって呑みながら話すこともないだろう、とは思っていない。
今回参加されていた方はひとりをのぞいてみなfacrbookをやっている。
それでも、会って話すのは楽しい。
いまは会わなくともやりとりはスマートフォンがあれば、頻繁に、どこででも行える。
今回のことにしても、どの店をまわるのか決めてなくともスマートフォンがあったから、
途中参加の人もすんなり合流できている。
便利にはなっている。
それでも直接会って話す。
一対一で会って話すのもいいし、こうやって何人もが集まって話すのもいい。
歳をとれば、いままで生きてきた時間よりも残り時間は確実に短い。
短いからこそ、自分のためだけに使いたい、好きなように使いたい、という気持はわかる。
けれど、その短くなった時間の一部を、
自分のためだけでなく、好きなようにではなく使うのも大切なことではないのか。