Date: 10月 27th, 2014
Cate: VUメーター
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VUメーターのこと(その16)

電気工事の人が使うアナログ式テスターは、小さいとはいえない。
かなり大きいサイズであることが多い。

電気工事の人が使う工具はテスターだけではない。他にもいろいろな工具を必要とする。
だから必要な性能であれば、工具は小さくて軽い方がいい面もある。
アナログ式テスターは、どうしても大きくなってしまう。
サイズ(小さいということ)では、デジタルテスターの方が有利である。

にも関わらずアナログ式テスターの方がいい、と言っていた人は、
「針が振れるから」ということだった。

正確な測定値を読みとるということではデジタルテスターの方が便利なのだけど、
そうではなく、導通があるのかないのか、電気が来ているのかそうでないのか、
そういった測定値が必要なのではなく、状態を確認する場合には、針が振れることが重宝する、ということだった。

あとはおそらくデジタルテスターは、電圧・電流を測る時でも電池を必要とする。
電池がなければデジタルテスターは動作しない。

アナログ式テスターは、抵抗値を測る時には電池が必要となるが、
電圧・電流の測定には電池は必要としないこともあってだと思う。

アナログ式テスターが大きくなってしまうのはメーターのためである。
アナログ式テスターのメーターの文字盤にはいくつもの目盛りが描かれている。
電圧・電流・抵抗を測るのがテスターの基本なのだから、少なくともこれだけは必要となり、
さらにアナログ式テスターではレンジの切替えもやる。

デジタルテスターではそんなことは必要としない。
電圧を測るのか電流なのか、抵抗値なのかを指定するだけである。

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