Date: 7月 17th, 2010
Cate: JBL
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なぜ逆相にしたのか(その1)

ジェームズ・バロー・ランシングが、アルテックとの契約の5年間を終え、
1946年10月1日に創立した会社は
ランシング・サウンド・インコーポレッドインコーポレイテッド(Lansing Sound Incorporated)。

最初の製品は、15インチ口径のD101で、
ランシングがアルテック時代に設計した515ウーファーと写真で見るかぎり、
コーン中央のセンターキャップがアルミドームであるぐらいの違いである。

見えないところでは、ボイスコイルが、
515は銅線、D101は軽量化のためアルミニウム線を採用している違いはあるものの、
D101は515をベースとしたフルレンジユニットであろう。

D101につけられていたアイコニック(Iconic)という名称と、
会社名に「ランシング」がつけられていることに、アルテック・ランシングからクレームが入り、
アイコニックの名称の使用はとりやめ、
会社名もジェームズ・B・ランシング・サウンド・インク(James B. Lansing Sound Inc.)へと変更。

そして47年から48年にかけて、D130を発表する。

D101とD130の外観は、大きく違う。515のフルレンジ版のイメージは、そこにはまったくなくなっている。

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