オーディオと「ネットワーク」(その17)
録音側がつくったモノ(LPであったりCDだったり、SACDだったりする)は、
流通系路にのせられてレコード店に届き、そこから聴き手の手に届く。
この流通も、またネットワークであり、
流通そのものに詳しいわけではないが、
それでもあれこれこうではなかろうかとみていくと、流通のネットワークも、
オーディオにおけるネットワークと同じことがいえることに気づく。
前回(その16)を書いて、約二年半。
書いた本人が、こんなことを書いてたはずだけど、どうだっけ? と確認するために、
ざっと目を通しているくらいだから、読まれている人は、とっくに忘れていて当然。
ばっさりと、これまで書いたことを要約すると、
録音側、再生側、それに流通にもネットワークがそこにある、ということ。
そのネットワークには、
分岐点(dividing)と統合点(combining)、それにフィルター(filtering)がある、ということ。
この三つのキーワードから、オーディオとネットワーク、
それに、いまネットワークオーディオと呼ばれているものについて書いていく。