Date: 4月 6th, 2014
Cate: オリジナル
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オリジナルとは(あるスピーカーの補修・その7)

社会情勢は大きく変化している。
それによってオーディオがまったく影響を受けないわけではない。

オーディオ機器をつくっているのは会社である。
オーディオ機器を開発し販売し利益を得ている会社は、社会情勢の変化を受ける。
モノづくりの体制も変っていく。

JBLのコーン紙の製造は1970年代のスタジオモニターに使われているものに限っても、
数回製造工場が変っていることは確認済みである。
日本でつくられていた時期もある。

いまはどこで製造しているのか、私が確認できている後でも、工場は変っていったのか、
そのへんのことははっきりとわからないけれど、コーン紙の製造工場が変っていることを知っている人は、
JBLユーザー、JBLに関心をもつ人の中には少なくない。

工場が変ってもJBLが純正パーツとして製造しているコーンアッセンブリーであることには変りはない。
その意味では、例えば1970年代後半に4343を購入した人が、
その後、2231A、2121のリコーンをした場合、
最初についていた2231A、2121のコーン紙の製造工場と、リコーン用の製造工場とでは違っている、といえる。

これをオリジナル至上主義の人は、リコーンしたJBLのスピーカーシステムも、
オリジナルである、と言い張るのだろうか。

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