Date: 2月 14th, 2014
Cate: 相性
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本末転倒だったのか(その1)

ドイツにLightweight(ライトウェイト)というメーカーがある。

自転車のホイールを専門としている。
カーボンをリムに使用したライトウェイトのホイールは、最高のホイールとして高い評価を得ている。

プロ選手も自費で購入し、Lightweightのロゴを消してレースで使用している、
そういうホイールである。

値段もかなりのものである。
前後ペアで、最も高いモノだと81万円(税別)、
その他のモノも前後ペアで60万円を超える。
いうまでもなく自転車一台の価格ではなく、あくまでもホイールだけの価格である。

ライトウェイトは、これまでホイールのみをつくってきた。
そのライトウェイトから今年フレームが発表された。
やはりホイール同様、カーボンを使ったフレームである。
価格は61万円。ホイールよりもほんのちょっとだけ安い。

このフレームには、”FRAME MY WHEELS”とプリントされている。

自転車はまずフレームを決め、使用パーツを選んでいく。
そういうものだと思ってきた。いまもそう思っているけれど、
ライトウェイのフレームにある”FRAME MY WHEELS”を見ると、
自転車の主役というか、もっとも大事なのは、回転体であるホイールであることに気づかされる。

ライトウェイトのフレームは、
最高のホイールという評価を得ている同社のホイールのためのフレームなのである。

自転車もオーディオと同じで、相性というものがある。
大きくとらえればフレームとホイールの相性がある。
オーディオにおけるスピーカーとアンプの相性のようなものである。

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