Mark Levinson LNP-2(続・バッファーアンプについて)
ステレオサウンドのリファレンスアンプとして活躍したシリアルナンバー1614のLNP2には、
このバッファーアンプが取り付けられていた。
バッファーアンプだからゲインは0dB。
バッファーアンプ用にLD2モジュールを一組追加しても、LNP2のトータルゲインに変化はない。
LNP2はローノイズであることを誇っていたアンプだが、
モジュールがひとつ追加されれば、それだけノイズは増えることになる。
それに電源から見た時にアンプのモジュールが少ないことは、音質的なメリットでもある。
JC2を使っていたことがある。
少しばかり特殊なJC2だった。
このJC2については、いずれ書くかもしれない。
JC2もLNP2同様、モジュール構成になっている。
そこでライン入力(つまりCD)で聴くとき、フォノイコライザーのモジュールを外した状態にする。
これだけではっきりと音は良くなることが確認できる。
これは何もマークレビンソンのコントロールアンプだけの話ではなく、
たとえば、これも使っていたアンプなのだが、GASのThaedraでもフォノイコライザーの基板を抜けば、
それだけでライン入力の音は良くなる。
このことについてはメーカーも気づいていて、
国内メーカーのアンプでは入力セレクターをPHONO以外にしているときには、
フォノイコライザーへの電源を落す機能を採用しているモノもあった。
信号が通過しないモジュール(アンプ回路)があるだけで、
音はあきらかに変化する(悪くなる傾向にある)。
REPLY))
宮崎さま、いつも楽しく読ませて頂いております。
小生、佐々木と申しますが、京都の地でオーディオを楽しんでおります。
このたび、初めてコメントを書かせて頂きますが、一つ質問させて頂いても構いませんでしょうか?
実は僕も最近JC-2を手に入れたのですが、ゲインが異様に高く戸惑っています。
SPUがトランスもヘッドアンプも使用せず、ボリュームが8時の位置以上には回せません。
また、14時の位置を過ぎると発振してしまいます。
パワーアンプにはTVA-1を使っています。
文書などを調べると、JC-2のフォノイコライザーはMM用と書かれています。
現状は明らかに異常と思われます。何とかゲインを下げたいのですが、良い方法があれば、ご教示願えれば、幸甚に存じます。
以上、誠にぶしつけな質問ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
佐々木拝