Date: 12月 21st, 2013
Cate: マルチアンプ
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マルチアンプのすすめ(その24)

10代、20代の若いオーディオマニアならば、自分のルール(制約)をもっていなくとも、
それに関しては何も言わない。

若いときには、むしろルールなど設けずに、
積極的にあれこれ試した方がいいことだってあるからだ。

菅野先生が以前よくいわれていたことに「若さはバカさ」がある。
ある程度の年齢になってみると、
「若さはバカさ」の意味が実感できるようになる。

「若さはバカさ」である。
へんに小さくまとまるよりも、「若さはバカさ」を発揮した方がいい。
そうやっていれば、自分の裡にルールが形作られてくる。

「若さはバカさ」ができる年齢とはいつまでなのだろうか。
20代でなくなったら、「若さはバカさ」といえなくなるのだろうか。

30も後半になると、「若さもバカさ」でもないだろう、
まして40すぎたら、もう若くもないし……、という気持になるかもしれない。

けれど、常に自分よりも年上のオーディオマニアは誰かしらいてくれる。
そういう人がいてくれるあいだは、その人からみれば、
30になろうと40になろうと、50をすぎても、若いということになるのだから、
「若さはバカさ」をどこかに保ったままでもいいのかもしれない、とも思う。

ただ自分よりも年上の人よりも徐々に年下の人が多くなってくる。
そのころから、若い人たちに対して「若さはバカさ」なんだから、というようになるのかもしれないし、
そういう年齢になったときに、自分だけのルールを持っていなかったら、
もう「若さはバカさ」ではすまされない──、そんな気がする。

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