Date: 11月 30th, 2013
Cate: マルチアンプ
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マルチアンプのすすめ(その12)

LS3/5Aをマルチアンプシステム化して鳴らす。
LS3/5A内蔵のネットワークをパスして、
パワーアンプが直接ウーファーのB110とトゥイーターのT27を鳴らすことになる。

LS3/5Aのネットワークはコンデンサーとコイルがひとつずつというような簡単な構成ではない。
15Ωタイプと11Ωタイプとではネットワークの設計に変更がみられるが、
どちらにしても部品点数は少なくないし、それらの部品はすべて一枚のプリント基板に取り付けられている。

それらをすべてパスしてLS3/5Aを鳴らす。

実際に試したわけではないけれど、いわゆる音の鮮度は向上するだろうし、
より細かな音まで聴き分けが容易になるだろう。
他にも部分的には良くなるはずだ。

けれどそうやって得られる音が、
ネットワークを通して鳴らしていたときのLS3/5Aの音の魅力をこえているだろうか。

メリディアンのスピーカーシステムにM20というモデルが、1980年代の終りにあった。
ウーファーはどうみてもLS3/5Aと同じB110である。
これをM20は縦に二本配置して、そのあいだにトゥイーターを置くという、
いわゆるヴァーティカルツイン型であった。
トゥイーターはソフトドームではあっても、T27ではなかった。

M20はウーファーを70W、トゥイーターを35W出力のアンプで駆動するマルチアンプシステムである。

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