オプティマムレンジ考(その5)
「Harkness」についているD130は、フィクスドエッジのD130である。
D130の長い歴史をもつユニットだけに型番は同じでも、
仕様に変更がいくつかある。
エッジの変更は目に見える変更である。
私がD130を強く意識し出してそんなに長くないから、
D130がどういう変遷をたどってきたのか、それほど詳しいわけではない。
D130に詳しく、いくつものD130をもつ人を知っている友人によれば、
アルミ製のドームの厚みが、初期と後期では違ってきている、とのこと。
初期の方が薄いらしい。
仮にそうだったとしても、それほど高域のレンジの延びが大きく変るとは考えにくい。
エッジの違いも音には影響するものの、
今回の音に大きく影響しているとは考えられない。
ちなみにHIGH-TECHNIC SERIES 4で取り上げられているD130は、もうフィクスドエッジではなくなっている。
他に理由があるはずだ。
だとするといったいなんなのか。
音量ではないのか。