Date: 6月 23rd, 2013
Cate: 型番
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型番について(その12)

SPUはStereo Pick Upの頭文字をとった型番であり、
これほどわかりやすく、しかもこのカートリッジのことをあらわしている型番は、そう多くはない。

SPUには、これもよく知られているようにGシェルとAシェルが用意されていて、
Aシェル・タイプはプロ用とされている。
ヘッドシェルの形状により、SPU-A、SPU-Gがある。

そして針先の形状が丸なのか楕円なのかによって、
型番の末尾に楕円針ならばEがつく。
SPU-A/E、SPU-G/Eというふうにである。

それからGシェルだけはAシェルにはないヴァージョンとして
昇圧トランスをシェル内におさめたSPU-GTがある。
これも丸針と楕円針があり、後者の型番はSPU-GT/Eとなる。

SPUには、だから6つのヴァリエーションがあったわけだが、
型番の分け方もわかりやすい。

AシェルかGシェルかによって、音は違ってくる。
丸針か楕円針かでも、もちろん違う。
トランス内蔵型であれば、そのトランス込みの音となる。

このことに製造時期による初期、中期、後期という構造の違いがあることになる。

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