Date: 6月 5th, 2013
Cate: 黄金の組合せ
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黄金の組合せ(その4)

私にとっての最初のステレオサウンド、
41号といっしょに買ったのが別冊「コンポーネントステレオの世界 ’77」だった。

「コンポーネントステレオの世界 ’77」は読者からの手紙に応じて、
各オーディオ評論家が組合せをつくっていくという内容で、
オブザーバーとして黒田先生が、すべての組合せに参加されている点でも、
この別冊のおもしろさがある。

「コンポーネントステレオの世界 ’77」は1976年12月の発売だから、
発売されて間もないQUADの405とAGIの511はよく登場している。

最終的に組合せに残っているし、アンプ選びの候補としても何度も登場している。
この「コンポーネントステレオの世界 ’77」を読めばわかることは、
AGIの511とQUADの405の組合せが何度か登場し、この組合せが評判のいいものであることが伝わってくる。

QUADとAGI──。
およそ共通するところのない会社のようにもみえる。

QUADのイギリスの老舗メーカー、AGIはアメリカの新進メーカー。
QUADの創立者であり、405の開発者であるピーター・ウォーカーは1916年生れ、
AGIの創立者であり技術者であるデヴィッド・スピーゲルがいつの生れなのかはわからないが、
511の開発・設計のとき23歳だった、と当時の輸入元RFエンタープライゼスの広告にある。

ピーター・ウォーカーとデヴィッド・スピーゲルには30以上(40近い)歳の差がある。

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