使いこなしのこと(その18)
アイクマンがテクニクスのSP10を使っているのを見て、ふっきれたところがある。
3012-R Specialを取り付けたターンテーブルは、マイクロのRX5000+RY5500だった。
ヘッドシェルのことも、じつはあった。
3012-R Specialにっもともよく似合うのは、やはりオリジナルの、あの穴あきのモノ。
オルトフォンのGシェルと基本的に同じ形のこのS2シェルは、音がいいヘッドシェルとはいえない。
ヘッドシェルは、オーディオクラフトのAS4PLを使っていたし、これをそのまま使うつもりでいたけれど、
デザイン的なことでいえば、3012-R Specialにお似合いなわけではない。
だからといって、S2シェルは……。
SPU-Gシリーズを使えば解決なのだが、ユニバーサルトーンアームといえる3012-R Specialでは、
いくつかのカートリッジを交換していきたいと思っていた。
3012-R Specialとのデザイン的な組合せを細部まで追求しようとすることに、
当時は無理を感じてもいた。
だからマイクロでいこう、と決めた。