Date: 4月 15th, 2013
Cate: チューナー・デザイン
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チューナー・デザイン考(その8)

カルロス・クライバーの放送のあった数日後、
長島先生が何かの用で編集部に来られた。
話題は、クライバーの放送のことが真っ先に出た。

長島先生も、その日、スピーカーの前で放送が始まるのを楽しみにされていたそうだ。
レコードになっていない、テープにもなっていない、
それでも聴きたいと思う演奏がFMで放送されるのならば、
その日その時間にスピーカーの前で待つ。
これはどんな人も同じ。長島先生もそうだった、私もそうだった。
これをお読みの方のなかにも、その日そうだった人がきっとおられるはず。

長島先生のことだから、きっとレコードで音楽を聴かれる時のように真剣に聴こうとされたはず。
一回目の放送では、開始早々トラブル発生でほとんど満足に聴けなかったわけだが、
長島先生は二回目の放送を、一回目の放送のときと同じようにスピーカーの前で待たれていたはず。

私は、都合がつかず二回目の放送は聴けずじまいだった。

すこし記憶が曖昧なところがあるけれど、たぶんこのころだったはすだが、
カウンターポイントがチューナーを開発したい、という話があって、
長島先生がそれに強い関心を示されていたことがあった。

カウンターポイントのマイケル・エリオットの構想では、
受信部(高周波回路)に関しては半導体で構成し、
低周波の回路は真空管で、というものだった。

このころ長島先生はルボックスのチューナーFM-A76を使われていた。

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