Archive for category audio wednesday

Date: 11月 11th, 2018
Cate: audio wednesday

audio wednesdayのこと(その2)

(その1)にfacebookでコメントがあった。
遠いのを理由に参加しないのは、意識が高くないからなのか……、
そんなことが書いてあった。

意識の高い低いは関係ない、と思っている。
時間的に難しいだけのことだ、と思っている。

audio wednesdayは19時から始まる。
セッティングが終り、CDプレーヤー、アンプの電源をいれるのは、
18時か、遅いときは18時半を過ぎていることもある。

システムのウォームアップは、19時の時点では足りていない。
20時すこし前あたりで、ウォームアップは、まあ十分かな、というところになる。
それでも、調子が出てきたな、と感じられる音が鳴ってくるのは、22時近くになる。

音を鳴らしている者としては、22時からの音を聴いてほしい。
けれど、時間の都合で、その前に帰る人もいる。
しかたないとはいえ、来てくれた人が得るものがあるとすれば、
終りまぎわの一時間から一時間半の音である。

終りは23時過ぎになる。
私は、その後、セッティングをバラして、通常の喫茶茶会記のセッティングに戻すから、
さらに帰りは遅くなり、帰宅時間は1時近くになる。

私より遠いところからの人だと帰宅はもっと遅くなるだろうし、
電車もなくなることだってある。
しかも水曜日である。週の真ん中に夜おそくまでやっている。

参加したくても、ちょっと無理という人を、
意識が高くないなどとは、まったく思っていていないことだけは書いておく。

Date: 11月 9th, 2018
Cate: audio wednesday

audio wednesdayのこと(その1)

2011年2月から始めたaudio wednesday(最初はaudio sharing例会と呼んでいた)。
12月で95回。来年5月で100回を迎える。

いつまで続けるのか。
多くの人が来てくれる会ではない。
一人という時も二度ほど会った。

でもゼロという時はなかった。
誰も来ない時もある──、と思っている。

誰も来なかったら、そこで最後にしようと決めていた。
でも今回(11月の会)で、それでも続けようと考えを改めた。

今回、初めての人が来てくれた。
今年は、今回の以外にも初めての方が来てくれた会が二回あった。
どちらも二人で来られていた。

今回は一人で、若い方だった。
途中で年齢をきいたら、いままでいちばん若い。

彼(Hさん)は、最後までいてくれた。
メモを取りながら、音を聴いてくれていた。

会が終って片付けを始めたら、彼も手伝ってくれた。
遠いところから来てくれていたら、帰りの電車の心配をして、
大丈夫なのか、とたずねたら、深夜バスで帰りますから、という。

どこから? ときくと、豊田です、と。
有給をとって、豊田市から来てくれていた。
しかも深夜バスで帰り、そのまま出社する、とのこと。

来月も来ます、といってくれた。
こういう人が来てくれるのだから、
たとえゼロの日があったとしても、当分続けていこう、とおもう。

Date: 11月 8th, 2018
Cate: audio wednesday

第95回audio wednesdayのお知らせ(再びULTRA DAC)

12月のaudio wednesdayは、5日。
テーマはすでにお伝えしているとおりで、
9月に聴いたメリディアンのULTRA DACを、再び聴く。

9月のaudio wednesdayとは、スピーカーのホーン周りにけっこうな変化がある。
この変化による音の違いは、小さくない。

私が昨晩鳴らす前に、
喫茶茶会記での外のイベントですでに鳴らされていて、好評だ、ときいている。
あるジャズを聴く会では、このまま何も変えないでほしい、という声もあったとか。

そういう声は無視して、さらにトゥイーターの075廻りを変更する予定だし、
昨晩のaudio wednesdayでも、数箇所すでに変えている。

ULTRA DACの音を、前回よりもいい条件で、いい音で私自身が堪能したいからである。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時からです。

Date: 11月 1st, 2018
Cate: audio wednesday

第94回audio wednesdayのお知らせ(歌謡曲を聴く)

今月のaudio wednesdayは7日、テーマは「歌謡曲を聴く」。
広く日本語の歌を聴こう、ということで、歌謡曲という定義にこだわってはいない。

私が持っていく予定のディスクは、グラシェラ・スサーナに、
薬師丸ひろ子の「Cinema Songs」、
それから柳兼子の「現代日本歌曲選集 日本の心を唄う」の三枚は確実だ。

喫茶茶会記のスピーカーは、ホーン周りがこれまでとはかなり違っている。
まだ一部仕上げが残っているが、二週間ほど前に行った作業後の音は、
時間がなく、実は私も聴いていない。

こんなふうに鳴るはず、という予想はあるけれど、
その予想をこえたところで鳴ってくれるのか、それとも予想を下回る鳴り方なのか、
私自身も楽しみにしている。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時からです。

Date: 10月 12th, 2018
Cate: audio wednesday

第95回audio wednesdayのお知らせ(再びULTRA DAC)

11月の94回audio wednesdayもまだなのに、
12月の、95回audio wednesdayについて。

9月にメリディアンのULTRA DACを聴いた。
この日、東京にいなかった人、仕事で無理だった人が、常連の方でも三人いる。

ULTRA DACをぜひ聴きたい、と、三人の声である。
すでに聴いた人(私も含めて)は、もう一度聴きたいと思っている。

喫茶茶会記の店主、福地さんもその一人だ。

12月5日のaudio wednesdayは、再びULTRA DACである。

9月のaudio wednesdayとは、スピーカーがバッフルが違う。
音はずいぶん違う。

その音で、ULTRA DACが聴ける。
以前書いているように、今年一年を通じてのテーマは、
アルテックでイタリアオペラを聴く、である。

今年最後のaudio wednesdayで、イタリアオペラがうまく鳴ってくれそうな予感だ。

Date: 10月 10th, 2018
Cate: audio wednesday

第94回audio wednesdayのお知らせ(歌謡曲を聴く)

11月のaudio wednesdayのテーマは、「歌謡曲を聴く」。
歌謡曲としているが、厳密な意味での歌謡曲だけ、ということではなく、
広く日本語の歌を聴こう、というテーマである。

私が持っていく予定のディスクは、グラシェラ・スサーナ以外では、
薬師丸ひろ子の「Cinema Songs」である。

薬師丸ひろ子の歌は、「セーラー服と機関銃」が最初だった。
私と同世代(近い世代)の人ならば、そうであるはずだ。

シングル盤、LPを買うことはなかった。
私が最初買った薬師丸ひろ子のディスクは「花図鑑」。

いまはユニバーサルミュージックから出ている(当時は東芝EMIだった)。
「Cinema Songs」はビクターから出ている。
黒田先生が、ステレオサウンドに連載されていた「ぼくのディスク日記」で知った。

それからぽつぽつ買うようになった。
今年になって、20年ぶりのアルバム「エトワール」がビクターから出た。

でも持っていく予定は「Cinema Songs」である。
一曲目をアルテックで聴いてみたいからだ。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時からです。

Date: 10月 4th, 2018
Cate: audio wednesday

第94回audio wednesdayのお知らせ(歌謡曲を聴く)

11月のaudio wednesdayは、7日。
昨晩のaudio wednesdayは、アルテックの811Bにバッフルを付けて、
三つのユニットすべてをインライン配置にする、というテーマだった。

当日夕方から作業を開始したけれど、
大きく加工しなければならないところがあって、昨晩は結局音を出せなかった。

私は作業をしながら、来てくださった方たちはとしゃべっていた。
他愛ないオーディオの話は、これはこれで楽しい。

21時すぎまで作業していたければ、工具を買ってこないと効率が上がらないで、終了。
今日、午後から喫茶茶会記に行き、作業を終らせてきた。

仕上げは、後日やるとして、組み上がっての音出し。
時間のないことなので、セッティングは喫茶茶会記の通常のまま。
アンプ、CDプレーヤーも電源を入れてすぐの音出し。

それでも、あきからに良さが感じられる。
音の伸びが、とにかくいい。
フォルティシモで、ぐんと音がのびる。

細かいセッティングではないし、気になる点も残っているけれど、
少なくともバッフルとインライン配置の採用は、いい結果をもたらしてくれそうである。

なので11月7日のaudio wednesdayは、きちんとしたセッティング、
直列型ネットワークでの音出しになる。
仕上げを含めて、細かな詰めも済んでいる予定。

テーマは、歌謡曲である。
昨晩、そういうリクエストがあったからだ。

J-Popを含めて、日本語の歌を聴く。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時からです。

Date: 10月 1st, 2018
Cate: audio wednesday

第93回audio wednesdayのお知らせ(ホーン周りと設置)

10月3日のaudiowednesdayでは、やっとアルテックのホーンにバッフルを取り付けるとともに、
ドライバーを含めた中高域ユニットの配置も変更する。

実は前回のaudio wednesdayでもトゥイーター(JBLの075)は、
いつもと違う位置に置いていた。
誰も何もいわなかったのは、気付かなかったからなのか、
メリディアンのULTRA DACの音に驚いてなのか。

今回からすべてインライン配置にする。
できれば明日(10月2日)までに作業は済ませておきたかったけれど、
結局、3日当日にやることになってしまった。

3日は私も、いつものように16時ぐらいには行けない可能性もあって、
音が出るようになるのは20時ぐらいを予定している。

開始時間は、いつもと同じ19時だが、
その時間に来られても私が作業しているのを見ているだけになる(はずだ)。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 9月 26th, 2018
Cate: audio wednesday

第93回audio wednesdayのお知らせ(ホーン周りと設置)

10月3日の次回のaudiowednesdayまで、ちょうど一週間。
テーマは、ホーン周りの見直しである。

具体的にはアルテックの811Bホーンにバッフルを取り付ける予定だ。
取り付ける、と書いてしまったが、本来ならば、取り付けた、とするところだが、
なかなか喫茶茶会記に行けずに、まだやっていない。

最悪、3日当日に取付作業を行うことになる。
その場合、音が出始めるのは20時ごろになる、と思う。
開始時間は、いつもと同じ19時だが、少しスタートは遅くなるかも……。

10月に入ってから、もう一度更新します。
場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 9月 6th, 2018
Cate: audio wednesday

第93回audio wednesdayのお知らせ(ホーン周りと設置)

10月のaudiowednesdayは、3日。
音出しの予定。

とはいうものの、次回はメリディアンのULTRA DACは当然のことながらないわけで、
昨夜の音がまだまだはっきりと記憶に残っていての音出しは、
来られる人も私も、その違い(落差)を聴くことになる。

これからULTRA DACについては書いていく。
喫茶茶会記のオーディオシステムのトータル金額よりも高いD/Aコンバーターだけに、
そこでの違いは、どうやって埋めることはできない。

それでも音出しなのだから、数ヵ月前から、やる予定と書いていることを、
やっと実行に移す予定でいる。

前々からアルテックの811Bをバッフル板に取り付けて鳴らしたい、と考えていた。
トゥイーターとしてJBLの075が定着してからは、その必要性とともに、
ユニット配置の変更(見直し)から、もっともやりたいことのひとつだった。

にも関らず延ばし延ばしになっていたのにはいくつかの理由があるけれど、
メリディアンのULTRA DACを聴いたからには、もうやるしかない、と思うようになった。

811Bはバッフルに取り付けることを前提としている設計のようである。
それにホーン+コンプレッションドライバーを上から見れば、
ほほ三角形ともいえる。
ならば、ホーン+ドライバーこそ三点設置がもっとも活きるはずである。

とにかく10月は、ホーン周りの変更点を聴いてもらうことになる(はず)。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
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19時開始です。

Date: 9月 4th, 2018
Cate: audio wednesday

第92回audio wednesdayのお知らせ(ULTRA DACを聴く)

MQAで聴けるグラシェラ・スサーナ」で書いているように、
私が中学生のときからずっと聴いてきているグラシェラ・スサーナがMQAディスクで登場する。

けれど、残念なことに発売は9月19日。
9月のaudio wednesdayの二週間後である。

メリディアンのULTRA DACで聴ける機会なのに、肝心の発売日が間に合わない。
まだ店頭に並んでいないディスクは、どうにもならない。
諦めるしかないわけだが、せっかくの機会だからなんとかしたい、と思っていた。

それでも発売元のユニバーサルミュージックに知り合いはいない。
私の友人で、ユニバーサルミュージックに知り合いがいる人もいそうにない。

ULTRA DACがじっくり聴ける、
そのことで充分ではないか、と自分に言い聞かせようとしても、
やはりULTRA DACでグラシェラ・スサーナのMQAディスクは聴いてみたい。

今回の機会を逃すと、次はほとんどないかもしれない。
世の中、そういうものである……、と思っていたら、
明日(9月5日)、聴けるようである。

Date: 9月 4th, 2018
Cate: audio wednesday

第92回audio wednesdayのお知らせ(ULTRA DACを聴く)

明日(9月5日)のaudio wednesdayは、
メリディアンのULTRA DACを中心に行う。

すでに書いているようにメリディアンのCDプレーヤー206を、
常連のKさんが貸してくれる。
今日発送した、という連絡があった。

206を収めるちょうどいいサイズの箱がなかったため、
大きめのサイズの箱にした、とのこと。
そして、余ったスペースに、メリディアンのCDプレーヤー508も入れてある、とのこと。

206、508、ULTRA DACとメリディアンのモデルが揃う。
こういう機会は、他でもあまりないのではないか。

これまで喫茶茶会記のアルテックは、
ラックスのCDプレーヤー、パイオニアのSACDプレーヤー、マッキントッシュのSACDプレーヤー、
これら三機種で鳴らしてきた。
日本、日本、アメリカで、今回初めてイギリスのCDプレーヤー、D/Aコンバーターでの音出しである。

アルテックが、どういう表情を見せてくれるのか、
私は、こちらにも興味がある。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時開始です。

Date: 9月 2nd, 2018
Cate: audio wednesday

第92回audio wednesdayのお知らせ(ULTRA DACを聴く・余談)

今井商事から始まったメリディアンの輸入元は、
その後ハーマンインターナショナル、アクシスになり、
現在のハイレス・ミュージックである。

ハイレス・ミュージック株式会社の英語表記はHi-Res Music Limitedである。
Hi-Resは、一般的にはハイレゾと呼ばれているが、決して語感のいい略語ではない。

別項「Hi-Resについて(その2)」で書いているが、
High Fidelity(ハイ・フィデリティ)の略語、Hi-Fiを、
誰もハイフィとはいわない。

略語の場合は、ハイファイである。
英語の専門家ではないけれど、Hi-Resをハイレゾと呼ぶのには違和感がある。
High Resolution(ハイレゾリューション)の略だから、ハイレゾは安直すぎるように感じていた。

Hi-Res Music(ハイレス・ミュージック)に、
ハイレゾに慣れてしまった人は違和感を感じるのかもしれないが、
私はハイレスのほうが、すっきりと受け入れられる。

Date: 9月 2nd, 2018
Cate: audio wednesday

第92回audio wednesdayのお知らせ(ULTRA DACを聴く)

まず訂正をしておきたい。

メリディアンの207を用意できる、と書いていたが、
207を貸してくださる方から勘違いだった、という連絡があった。
207ではなく206である。

207は、ジャンルとしてはCDプレーヤーということに一応はなるが、
そこに留まらない、当時としては意欲的なコンセプト、
ただ人によっては、余計な機能を……、と捉えていた、と思う。

形式としてはセパレート型CDプレーヤーとなるが、
一般的なセパレート型ではなかった。
トランスポートとD/AコンバーターはSPDIFで接続されるのではなく、
多芯ケーブルとコネクターによるもので、
D/Aコンバーターユニットには、アナログ入力端子を備えていた。

別売のフォノモジュールも搭載可能だった。
TAPE OUTももち、CDプレーヤーとしての出力は固定と可変があった。

CDプレーヤーに簡易的コントロールアンプの機能をもたせた、ともいえるし、
1970年代以前は、チューナー付きコントロールアンプが、数社から出ていた。
このチューナーをCDプレーヤーに置き換えた、ともいえよう。

206は、この207からコントロール機能を取り除いたCDプレーヤーである。
CDプレーヤーとしての性能、音は207と同等のはずだ。

9月5日のaudio wednesdayには、
メリディアンの輸入元ハイレス・ミュージックの鈴木秀一郎氏も来てくださる。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時開始です。

Date: 8月 31st, 2018
Cate: audio wednesday

第92回audio wednesdayのお知らせ(ULTRA DACを聴く)

ブースロイド・スチュアートが、ステレオサウンドで紹介されたのは、
48号(1978年秋号)の新製品紹介のページである。

井上先生と山中先生による対談、
山中先生による原稿で、記事は構成されていた。

取り上げられていたのは、コントロールアンプの101、MC型カートリッジ対応の101MC、
35W+35W出力のパワーアンプ103、45W+75Wの103D、100Wモノーラルの105のラインナップだ。

101も103も105も同寸法(W14.0×H5.2×D31.5cm)のアルミ引き抜き材をシャーシーとし、
別電源も用意されていて、103に別電源を加えたのが103Dである。
つまり103を購入して、別電源購入すれば103Dになるわけだ。

コントロールアンプは電源をもっておらず、パワーアンプから供給される。
おそらく別電源からの供給可能だったはずだ。

しばらくしてチューナーの104Sも登場した。
もちろん104Sもコントロールアンプ、パワーアンプと同寸法である。
つまりメリディアン(ブースロイド・スチュアート)の100シリーズは、
これらのアンプユニットを必要に応じて組み合わせ、
実際の設置も縦に積み重ねたり、横に並べたりして使うことを配慮している。

シンプルといおうか、地味といおうか、素っ気ないといおうか、
100シリーズのデザインは、写真からの印象はそんなところだった。
実際に100シリーズでシステムを構築してみると、印象は違ってきたのかもしれない。

これら100シリーズの音は──、と書きたいところだが、
100シリーズを聴いている人はどのくらいいるのだろうか。
私は実機を見たこともない。

私にとって最初のメリディアンのモデルは、スピーカーシステムのM10だった。
アンプメーカーとしてのメリディアンを意識しはじめたのは、MCA1の登場からである。

そして200シリーズの登場。
CDプレーヤーが、アンプと同じ寸法、デザインのシャーシーで登場する。
メリディアンのコンセプトが、かなり明確に打ち出されたのは、この200シリーズからだと思う。
そして200シリーズから500シリーズ、800シリーズと展開し、ULTRA DACがあるといえる。
9月5日のaudio wednesdayでは、ULTRA DACとともに207も聴いていく。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。
19時開始です。