Date: 2月 6th, 2013
Cate: D130, JBL
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D130とアンプのこと(続々続々・音量のこと)

伊藤アンプで鳴らすJBLのハイエフィシェンシー・スピーカーの鳴り方は、
4343に代表されるスタジオモニター系のスピーカーを
ハイパワーのトランジスターアンプで鳴らしたときの鳴り方とは、
同じ音量で鳴らしたとしてもそれは当然のこととはいえ、まったく違う。
周波数レンジの広さが違うとか、指向特性の違いとか、そういった違いではない、
もっとスピーカーにとって本質的なことが、そこにはある。
きっとある、と私は感じている。

ハイパワーアンプだから大音量で聴くとは限らない。
ひっそりと鳴らすことだってある。
D130ほどの能率があれば、最大音圧レベルでJBLのスタジオモニターをハイパワーアンプで鳴らすのと、
差はない、といえる。
D130、2200にはスピーカーユニット側に、スタジオモニターではアンプ側にそれぞれ余裕があるからだ。

ひっそりとした音量で鳴らされるJBLのスタジオモニターと、
伊藤アンプで鳴らされた高能率のJBLとのあいだに存在する「差」とは、
いったいなんなのだろうか。

考えてもしかたのないことかもしれない。
それが、スピーカーの違いといってしまえば、そうなのではあるのはわかっていても、
やはり考えてしまう。

そんなふうに考えてしまうのは、ここにランシングがD130を、
どんな音量で鳴らしていたかの手がかりがあると感じているからなのかもしれない。

それに時代が違う。

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