Date: 1月 2nd, 2013
Cate: D130, JBL
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D130とアンプのこと(その33)

オルトフォンのMC型カートリッジは、低インピーダンスである。

ステレオサウンド 74号のハーマンインターナショナルが出しているオルトフォンの広告には、こうある。
「必然の数値」。

3Ωという、低い内部インピーダンスこそが、その「必然の数値」ということを、
その広告は謳っている。

3Ωという数値はオルトフォンが「行き着くべくして行き着いたインピーダンスの値」とあり、
「もっとも効率よくいい音を引き出せるコイルの巻数」ともある。

オルトフォンの言い分では、3Ω以上のインピーダンスになれば、
さまざまな問題が発生してくる──、
「コイルの巻数が多いから、エネルギー・ロスが多い」、
「発熱によるサーマルノイズ(熱雑音)が発生する」、
「振動系全体が重くなり、トラッキングアビリティが悪くなる」、
「位相もズレる」
これらをオルトフォンは問題点として挙げている。

この広告のあとしばらくしてだったと記憶しているが、
オルトフォンは「オルトフェイズ」という造語を使っていた(はずだ)。

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