Date: 10月 30th, 2012
Cate: SUMO
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SUMOのThe Goldとヤマハのプリメインアンプ(その9)

なぜなのか? は、当時からもあれこれいわれていた。

ちょうどそのころからアンプの電源部のコンデンサーの容量が増えはじめたころでもあった。
だから、電源部のコンデンサーに電荷がたまるまでの時間が、それだけ必要だ、という説があった。
そうかもしれない。
でも、そうだとしたら電源を入れておくだけですむはずであって、
鳴らしておかなければウォームアップにはならない、ということはないはず。

実際は違う。鳴らさなければならないし、
やっかいなのは鳴らしておいて、しばらく聴かずにそのままにしておいて、
ふたたび聴こうとしたら、またウォームアップの時間が、短いとは必要となることもある。
電源は落としていないにもかかわらず、こういうことが起きる。
となると、電源部のコンデンサーだけの問題ではないことは、はっきりする。

いまのところ、ウォームアップの挙動にはバイアス回路が深く関係している、という一応の決着がついている。

ふたつのアンプがある、とする。
どちらも同じ回路、同じ部品、同じコンストラクションで組み立てられている。
バイアス回路もまったく同じ設計なのだが、その取付け位置だけが異る、というアンプでは、
ウォームアップの挙動に違いがあらわれる。

バイアス回路は出力段の温度補償も行っている。
トランジスターは温度が上昇すればバイアス電流が多く流れる性質がある。
電流が増えれば温度はさらに上昇する。上昇すれば電流はさらに多く流れる……。
そして熱暴走を起すのを防ぐためにも、バイアス回路は大事な役割を担っている。

バイアス回路を構成する一部の素子はヒートシンクに取り付けられる。
問題は、その取付け位置と取付け方法であり、
これによりウォームアップの挙動が大きく変ってくる。

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