使いこなしのこと(その7)
そのブースの音に関しては、2007年だけでなく、いままで聴き惚れる音が出ていたためしがない。
だから、ずっと、この会社(仮にA社としておこう)のスタッフには、
きちんとオーディオ機器をセッティングできる人がいないんだろうな、と勝手に決めつけていた。
でも、どうやら違うようなのだ。
A社の社長(Bさんとしよう)は、そのへんの事情に詳しい知人(Cさん)から、つい最近きいた話では、
チューニングのテクニックが豊富な人だということだ。
Cさんは、Bさんのリスニングルームに行き、そのテクニックのいろいろを、その目で見て、
耳ですごさを実感した、と力説してくれた。
Cさんの言葉を疑う理由もないし、おそらくCさんの言うとおりなのだと思う。
ならば、なぜA社のブースの音は、いつになっても、音楽に聴き惚れさせる音を出しえないのか。