Date: 5月 29th, 2009
Cate: 真空管アンプ, 長島達夫
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真空管アンプの存在(その51)

長島先生とは親子ほど歳が違う(父は長島先生よりも2つ下だ)。
だから本音を隠して、当たり障りのない感想を言ってごまかすなんてことも通用しない。
ストレートに、感じたことを言うしかない。

ピアニシモ(ローレベル)において力を感じないことを伝えた。
「どう思った?」ときかれたときは、やや厳しい表情だったのが、にこりとされて、
「やっぱり、そう感じたか。ちゃんと聴いているな」と言ってくださった。

長島先生も、そのアンプに対して、私と同じ不満を感じておられ、そのため、評価はかなり厳しいものだった。
そのときは、正直、なぜそこまで厳しい評価なのかが、完全には理解できていなかった。

たしかにローレベルの力のなさに不満を感じていたが、良さも、いくつももっているアンプであるのだから。

長島先生の試聴に、2回、3回……と回を重ねていくごとに、
「なぜだったのか」が次第に、自然と理解できてくるようになっていた。

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