40万の法則が導くスピーカーの在り方(その18)
こうやって40万の法則、いいかえをすると630Hzという周波数に注目してスピーカーシステムを眺めて、
あれこれ考え書いていて気がついたことが、実はある。
思い出したこと、と言い換えたほうがより正しいのだが、
それはステレオサウンド 124号で、井上先生があげられているスピーカーシステムのことである。
124号の特集は「オーディオの流儀──自分だけの『道』を探そう」で、
朝沼予史宏、井上卓也、上杉佳郎、小林貢、菅野沖彦、長島達夫、傅信幸、三浦孝仁、柳沢功力──、
9人の筆者によるによる「独断的オーディオの流儀を語る」という座談会が載っている。
この記事の中で、各筆者が、それぞれのシンボル的スピーカーシステムをあげている。
参考までに書き写しておく。
朝沼予史宏:JBL S7500+GEM TS208、プラチナム Air Pulse 3.1
井上卓也:パイオニア Exclusive 2404、アクースティックラボ Stella Elegans
上杉佳郎:アルテック 515C×2+311-90+288-16G+JBL 2402H+テクニクス 10TH1000、タンノイ Westminster
小林 貢:レイオーディオ RM7V
菅野沖彦:マッキントッシュ XRT26、タンノイ Kingdom
長島達夫:コースタルアコースティックス Boxer T2
傅 信幸:B&W Nautilus
三浦孝仁:ウィルソンオーディオ System5、エグルストン・ワークス Andra
柳沢功力:プラチナム Air Pulse 3.1
井上先生があげられているスピーカーシステム2機種とも、
この項で書いてきていることと見事に重なっている。