2025年ショウ雑感(その13)
インターナショナルオーディオショウに行ってきた。
もちろん今井商事のブースで、ヴァイタヴォックスのCN191を聴くためだ。
14時からの是枝重治氏の講演で聴く。
13時には今井商事のブースに入っていた。
D/AコンバーターはマイテックのManhattan DACで、MQAが再生できる。
今井商事が用意されていたCDの中に、MQAの発売が始まったころ、
ユニバーサルミュージックが通常のCDとMQA-CDを比較試聴できるサンプラーを発売していた。このCDがあったので聴かせてもらった。
MQAで聴くCN191の音である。アンプは是枝重治氏製作のアンプ。管球王国で発表されていた管球式プリメインアンプでの音でもある。
おそらく今年のインターナショナルオーディオショウで鳴っていたスピーカーの中で、一番の変換効率の高さのCN191である。
その高能率とひきかえに、決してワイドレンジなスピーカーではない。
これだけ大型のスピーカーであっても、ずっと小型の今どきのスピーカーの方が低域も高域も伸びている。
でも、そんなこととは無縁といえる音を聴くことができる。
古めかしい音と一蹴するのは、聴く人の自由と言えようが、
本当にそうだろうか。それは聴き手の自由なのだろうか。
世の中、恥じらいが失われていると感じている人もいるだろう。オーディオもそうだ、と感じている人もいるだろう。
そういう時代だからこそ、CN191の存在が輝きを取り戻しつつあるのかもしれない。
是枝重治氏の講演でCN191が聴けるのは、明日(18日)の14時からの会で終る。